本と本屋さん。『bookspooh』

心を癒してくれる読書と本屋さんが大好きです。町の本屋さんを応援しています!

気もちがふさぎ込まないように、この「日常」と向き合って…

数日前から、朝、どこからかきれいな鳥の鳴き声が聞こえてきます。

なんていう鳥なのか…

ウグイス…の鳴き方ではないけれど、すごく澄んだきれいな声です。

おまけに、このところはよく晴れていて、ベランダ越しの青空を眺めながらその鳥の声を耳にすると、とても平和で穏やかな気持ちになります。

 

でも、日常に目を向けると、とてもじゃないけれど、そんなのんびりした気分にはとてもなれません。

昨夜はとうとう「非常事態宣言」が出されました。

これから先どうなっていくのかが全く見えない不安。

 

実は、我が家は2月の末から外出自粛生活を始めました。

喘息などの持病がある人は重篤化しやすいらしいのですが、子供が軽い喘息を持っており、世界のニュースやネットなどを見ていると色々と考えてしまって…

春休みまであと少ししかありませんでしたし、自分たちの決断が良いのかどうか全くわからなかったけど、とにかく、できるだけリスクを避けたくて学校を休ませました。その二日後には学校一斉休校の通達が来たのですが、実際のところ、二月末からほとんど外出をしておらず、買い物は親が交代で必要なものだけを近所のスーパーにさっと買いにいくのみ。

ほんのときどき、近くを少しだけ散歩することはあっても、あとは狭いマンションの中なので子供には本当に申し訳なく、かわいそうに思いますが、かかったときの事態を想像すると怖さの方が先に立つのです。

 

このブログを始めたときは昨年末でしたが、まさかほんの数か月先にこんな事態が待ち受けているなんて、全く、爪の先ほども想像していませんでした。

町の本屋さんを応援したいというテーマを掲げていますが、どうにも最近はそちらの方にエネルギーが向かいません。

毎日をやり過ごしていくだけで精一杯な感じです。

とはいえ、本格的に国家として「外出自粛」が始まり、これから先の世界がどう変化していくのか、またいつ明るい兆しが見え始めるのかは本気で不明で、ある種、暗闇の中をさまよっているという感じがしますが、それでも、気持ちを落とし続けることなく、少しでも明るい気持ちで「明日」を迎えるためには、やっぱり自分で動くしかないわけで、そのためには、いまの自らが置かれている状況の中で自分にできることを試していくしかありません。

 

気もちがふさぎ込まないよう、共に暮らす家族にとって何がいいのか、どんなことが家族みんなに無理を強いず、かつ「日常」を保っていけるのか。

それを考えながら、時々だれた気持ちになりつつ、イライラもしつつ、でも些細なことで笑ったり、ほっこりしながら、この「日常」に向き合っていきます。