アナログ好きだと知っていたけれど…
ずっと欲しかったレコードプレイヤー。
友人宅で聞いた温かい音が忘れらなかった。
そして、とうとう、買っちゃった。
初のレコードプレイヤー選びに様子は、noteの記事にまとめてます。
(note、はじめました)
選び方は、ちょっと長くなると思ったのでnoteに書いたけど、聞き始めてからの感想はこちらに書きます。
購入してから、1カ月ほどが経つ。
聴いているのはジャズばかりだけど、いい感じ☆
なにが良いって、音がやわらかい。
とにかくやわらかい。
自然に音が伸びて、広がる感じがとにかく優しい。
CDや、インターネットラジオなどで聴く音は、このところ、しばらく聞いていると耳が疲れてくる気がする。
でも、レコードの音は、いまのところ疲れがこない。
もっとも、買って間もないこの時期だから「新鮮さ」ゆえにそう感じるのかもしれないけれど、スピーカーからときおり出てくるプツプツというレコード特有の音が心地いい。レコードが回っている様子をぼんやり眺めているのも、なんだかいい。
いまのところ、買って正解だと思えるところがまた嬉しい。
レトロな風合いが心地いのだろうか。
そもそも、レコードを聴きだして思ったことは、現代は何でもデジタルな世界なのに、自分はいまだにアナログ好きだということだ。
便利だし、必要だから、ネットはするしメールもする。
音楽も、手軽さと種類の多さが良くて、インターネットラジオをよく聞く。
でも、好きな分野に関しては、アナログ好きだと思う。
たとえば、このレコード。
そもそも、音楽が好きなのだけれど、子供がピアノを習うようになってから、いっそう「音」に対して気になるようになってきた。
ちなみに、我が家にはいま、ピアノが2台ある。
1つは電子ピアノ。もう一つはアップライトピアノ。
電子ピアノも、きちんと足がついてペダルがついているタイプだから、アップライトよりコンパクトだとはいえ、それなりに場所をとる。
狭いマンションにピアノが2台もあると、いっそう狭く感じられる。でも、仕方がない。
本格的にピアノをするとは思わなかったから、最初は電子ピアノを買ったのだけれど、真剣にするようになってきて、電子ピアノでは限界が出てきた。
何より、「音」が違う。いま使っているアップライトピアノは、このアップライトにして良かったと本気で思うほど、音が気に入っている。
このピアノの「音」については、いつか書いてみたいと思っている。
さて、そんなわけで音が気になるようになってきて、今回のこのレコードはアナログだけれど、そのやわらかさと温かみが気に入っている。
アナログといえば、大好きな本だけれど、私はどうしても電子書籍が苦手である。
本、といえば、紙媒体のものがどうしても好きで、紙の風合いや文字の字体の雰囲気、行間が醸し出す独特の「間」。本屋さんに行って、たくさんの本に囲まれているときのあの心地よさ。これらは、残念ながらパソコンやタブレットなどでは全く感じられない。
趣味の分野でいくと、コーヒーも、我が家は豆から粉をひく。いまは電動を良く使うけれど、挽き始めた当初は手動ミルで、いまもときどき使う。少し面倒だけれど、回しているとき、挽く豆の振動が伝わってくるのが心地よく、またあの音が好き。少しずつただよってくるあの香りも好きだ。
世の中は本当に便利になった。
正直、この便利さになれてしまったから、子供の頃の昭和時代のやり方に戻りたいとは思えない。
でも、同時に、少し不便もあったけれど、もう少し気楽でおおらかだった時代はすばらしかいと思う。
この頃、ときどき思う。
便利って、何だろう。
心地よさって、何だろう。
ネットって、何だろう。
考え始めると、芋づる式に色々な考えが次から次へと浮かんできて、何を考え始めていたのか分からなくなる。
こういうのって、しんどいけれど、でもこれが生きているということなんだ、という気もする今日この頃です。