本と本屋さん。『bookspooh』

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学びの楽しみ

今日は朝から涼しくて、窓を開けているとひんやりした風が入り込んでくる。

昨日から、季節はぐっと秋に近づいた感じだ。

 

久しぶりの更新です。

 本の無料写真

 

この夏から、子供の塾の勉強が本格的になってきて、夏休みは想像以上に忙しかった。

うちはWEBでの学習という道を選んでいるのだけれど、それがなかなか大変なのである。そもそも、まだ小学生の子どもに、1時間もWEBで授業を見続けろ、ということ自体が無理があり、どうしても近くにいる必要がある。加えて多大なる課題のスケジュール管理等も、取捨選択をしつつ進めていくのが難しい。なんせ、何もかもが初めての経験なのでてんてこ舞いである。

あっという間に1日が過ぎ、1週間が過ぎ、気が付けば夏休みが終わった、という感じ。

加えて、ピアノのコンクールも同時にあったりで、何が何だかわからないまま終わった夏休み、というのが今年の感想である。

 

とはいえ、子供の勉強をみていると、子供だけにさせていてもなかなか先に進まず、また、何もしらないくせに大きなことは言えないので、こちらも勉強の内容そのものではないが、「学ぶ」ということについてそれなりに勉強したり考えたりしないといけない。ピアノにしても同様で、子供に練習しなさい、とだけ厳しく言っても、子供が素直についてくるわけではなく、こちらもピアノは弾けないけれども音楽や練習方法なんかについて、真剣に向き合っていかなければいけない。

そんなわけで、色んな本を読んだり、ネットを調べたり、(ピアノの場合)プロの演奏を聴いたり、と子どもが学校に行っている間にすることはけっこうあったりする。

そこでしわ寄せがくるのが我が家の場合は家事で、掃除もこの頃は丁寧さがすっかりなくなってしまった。食事も、夫の理解もありテイクアウトのものが食卓に並ぶことも少なくない。夫には感謝である。

 

こんな感じでここ数か月を過ごしているのだけれど、最近、心身共に疲れがたまっていることをよく感じるが、私が感じているのだから、夫も子供も同様だろう。

なんとかして、家族みんなが楽しく毎日を過ごせるようにはどうしたらいいか、なんてことをよく考えるが、毎度、なかなかいいアイデアは浮かんでこない。

 

それにしても、いくつになっても日々勉強だと、最近はよく思う。

勉強、というのは、なにも学校や塾で学ぶような学問的なことにとどまらず、習い事や日々の生活や生き方、などなど、自分のまわりにあるすべてのものを、よりよくしていこうと思うと、それなりに真剣に向き合って考えて取り組んでいかなければならず、それがすぐに芽は出なくても、そういう気持ちで向き合っているかどうか、ということが数か月先、1年先、10年先、と発芽の時期はわからないけれど、いつかは必ず芽が出てくる。

人間は、ついついすぐに結果を求めてしまって焦ってしまい、それがストレスになることも多々あるし、そもそも、長い目で物事をとらえること自体、大変難しい。物事によっては、〆切が決められていることも少なくないからだ。とはいえ、自分がどこを目指しているのか、「いまの」ではなく「将来的に」自分はどんな風に暮らしていたいのか、そんなことを考えて身の回りの物事に取り組むことがとても大切なことなのだと、このごろよく思う。

こんな風に、それまでは気づかなかった物事や考えに思い至った瞬間の満足感というか嬉しさというか、そういう気持ちの高揚を知ってしまったからこそ、学ぶ、そして、研探索する、ということをやめられないのかもしれない。