暮らしをシンプルに整える家づくり
よそのお家に招かれたり、旅行などでホテルに泊まったりすると、どういうわけか自宅の模様替えをしたくなります。
もう何年も前に買ったこの本。
廃刊かと思いきや、まだ販売されているみたいです。
自分の好み(ナチュラルテイスト好き、アールデコ好き、シンプルモダン好き、クッキング好きetc...)に合わせて、お部屋のテイストを作り上げていく参考にもなりますし、何より、マンション特有の間取りや狭いスペースなんかをより広く、より有効に使うための方法や知恵なんかは役立ちました。
家具1つとっても、高さをおさえたり、足元に「足」が付いているもの(床に抜けができるもの)を選んだり、色を工夫したりするだけで、目の錯覚を利用した広さの工夫になるんですね。
多くの写真やイラストで具体的に説明してくれるので、けっこう参考になるんです。
私はどちらかと言えばシンプルモダンなテイストが好きなのですが、最近、この好みは自分の性格…というか本質に関係があるように思えてきました。
普段の生活の中で、家事や仕事などしなければいけないことがふえてくると、頭も気持ちも体もいっぱいいっぱいになってすごくイライラしてきます。この時の私はもう最悪な状態。ときには周囲にいらだちをぶつけたりしてしまいます😢
ある日、どうすればこの「イライラ」を減らすことができるのか、とふと考えたとき、イライラするのは自分の気持ちがいっぱいいっぱいになっているからで、要は心の許容範囲に収まりきらなくなったからではないかと思い当りました。
人によって許容範囲は違いますが、私はたぶん、すごくその許容範囲が狭い方なんだと思います。
といって、いまさら許容範囲を広げようとがんばると、結局は無理してしまいいっそうのストレスになってしまいます💦
それならば、自分の狭い許容範囲をどうにかしていっぱいにしないように持っていくことが必要です。
そこで改善したいと思ったのが、まずは持ち物の量です。
自分にとって必要な持ち物の量は人それぞれですが、私の場合、少ない方が心地いいことに気が付きました。
たとえば洋服。
クローゼットいっぱいに詰め込んでいても、いざ使うものはほんの数着。
いつかは着るかも…なんて思いながらもう何年も着ていない服がたくさんあるのです。
今年は早々にこのクローゼットの整理をしたいと思っています。
断捨離ーーというのではなく、自分にあった適正量に戻す、という作業です。
これは何も服だけの話ではなく、食器にしても家具などのインテリアにしてもタオルにしても、自分の回りにあるすべてのものが自分にとって重荷にならない範囲の中にとどめておかないと、気が付けば持っていること自体が様々な選択肢を求められることになり小さなストレスとなって知らず知らずのうちに積み重なってしまうのです。
そんなわけで、私はできるだけシンプルな空間が好き(といっても、ものが少なすぎるのは落ち着かないので、その加減が難しい)だということに最近気づいたのでした。